数が多くなってきたので記事のまとめページを作りました。
#岡田斗司夫映画ゼミ ジュラシックパーク編 まとめページ


引き続き記憶とノートとGoogle、Wikipedia、映画を頼りに書いてるので、言った内容と違ってるかもです。
あしからず。


1つ目の影響がさっき話したブロックバスター戦略。
そして、2つ目の影響とはスターウォーズなんですよ。
ジョージ・ルーカスは元々、スターウォーズ エピソード4、5、6で作るのをやめるはずだったんだ。
というのは、この3作品を作ってルーカスは疲れ果てちゃった。
と、同時に特撮の限界を感じたんだ

エピソード4の時は1つの画面内に10いくつの要素が合成されて動いている。
当時はこれがもう限界だ、と言われてたんだけども、スターウォーズエピソード5 帝国の逆襲では20いくつの要素が同時に動いた。
その時も「もうこれが限界」と言われていたけど、ルーカスフィルムの特撮班が頑張って エピソード6 
ジェダイの帰還の時には40何種類の合成で映像を作ったんだ。


日本の特撮だと、背景があって、ワイヤーで吊るした飛行機とか宇宙船をその背景の前で動かして、全部の要素を一発で撮ることが多い。
でもハリウッドの場合は、各要素をバラバラに撮って合成するんだ。
合成すると言っても、合成専門の機械があるわけじゃなくて。

例えばこの宇宙船を撮るにしても、3回も4回も撮るんだ。
最初は普通に撮って、次に宇宙船に白いテープをガチガチに貼って真っ白にする。それを反転させて真っ黒の宇宙船の影だけ作って、その影を元の星空のフィルムの中に入れ込んで、その上に宇宙船を載せる。
そうするとすごく深くていい絵になるんだ。
スターウォーズではそれを40いくつもやった。
1回撮ってフィルムを巻き戻して、次の要素だけ撮って、また巻き戻す。
CGじゃなくてフィルムだからそれを繰り返すうちにフィルムもどんどんダメになっていくからエピソード4の時は合成は10回が限界と言われていた。
それなのにエピソード6のジェダイの帰還では40何種類の合成をやったんだ。
でも本当にもうこれが物理的な限界になってきた。

合成技術について


それぞれの色温度の設定をしたりとか、長いシーンは合成だと不可能になる。
ルーカスのやりたかったイメージというのは、もうエピソード4~6でやったし、これ以上は無理だと思っていたんだ。
自分のスターウォーズを作るために、特撮スタジオ、インダストリアル・ライト&マジック(ILM)を作ったんだけども、
ルーカスが、「もうスターウォーズは作らないから、この特撮スタジオ自由に使っていいよ。気に入ったのがあったら自分の自主映画で使うかもだけど」って言った。
スピルバーグがそのILMを使ってジュラシックパークを撮った。
その恐竜を見た瞬間にルーカスは「ちょっと待ってちょっと待って!俺、エイリアンとか人間が入ってる着ぐるみしかダメだと思ってけど、恐竜イケるじゃん!俺が昔考えたジャバ・ザ・ハットって8人の人間が中に入ってて、口パッカパッカ動いて、しっぽを動かすのに4人ぐらいがよいしょ、よいしょってやるやつなんだけど、これCGで歩かせることできるじゃん!」


ってことでルーカスの気が変わって、スターウォーズ エピソード1、2、3を作った。

ジュラシックパークがあったからこそ、ルーカスが新作スターウォーズ を作る気になったんだ。





まだまだ続きます。






親日尾