今日は僕がよく使うギターアレンジについて書きます。
音の使い方(どの音を選ぶか)は前回までで書きました。
音選びじゃなくて、アプローチ、手法を紹介します。


コード進行が決まってて、アレンジしてくれって言われて、
さてどうするかと考える。

とりあえず、リズムに合わせてジャカジャカと弾くのが1つ。
これは誰でも思いつきますね。
でも、それで正解の場合も多いし、基本なので、
しっかりとリズム隊(ドラムとベース)に合う「ジャカジャカ」を弾きましょう。 

ちなみにベースとドラムのリズムが合ってないと思ったら、遠慮なく言いましょう! 
たまにキックの位置関係なく、弾きたいフレーズ、得意なフレーズのベース弾く人もいるので。 
音楽的にOKならいいんですけど、聴いてて、弾いてて「あれ?」って思ったら要注意です。
ジャカジャカだけだと単調になるので、静かにしたい部分は別のアプローチを。
静かな部分は、ジャラーンと音を伸ばしてみたり、
音色も大事で、クリーンやクランチにしてみたり。

あとは、クリーンやクランチでアルペジオ を弾いてみるのもありです。
そして水っぽい感じを出したい時はコーラスをかけてますね。
先輩がフランジャー(BF-2)を使ってコーラスの音を出してましたね、そういえば。
あれは良いエフェクターですよ。


うるさくないけど、勢いあるのが欲しい時ってありますよね。
特にAメロとか。
そういう時はハーフミュートでルートを弾いたりします。


あと、単音でカッティングしたり、和音でカッティングしたり。
ブラッシングを多用するのもありですね。


単音やオクターブでオブリガード(ボーカルに対する裏メロ)を弾いたりもします。
ボーカルメロディを邪魔しない、調和する音、リズムを探すのに苦労したりもしますね、この手法は。


星が散りばめられてる感じを出したい時、僕はディレイを符点8分で使いますね。
符点8分 ディレイでググると動画が出てきました。これです。星の感じ。
自分で撮る必要がなくてよかった(笑)


ディレイの使い方として、タイムを8分(「はちふん」じゃないよ、「はちぶ」だよ)に設定して、
符点8分で弾く。
ドッドシッシソッソドッド
みたいに聴こえる例のやつです。例のエモいやつです。
シャッフルのリズムの上で弾くんじゃなくて、普通の4/4で弾くとエモいですよ。

ディレイは他にも、タイムを8分に設定して、4分で弾く。
そうすると、8分で弾いたような感じになります。
他にも色々なタイムと弾き方で使ってますね。

エモいやつは符点8分のやつと、その次の8分に設定して符点8分で弾くやつですね。
ディレイは幻影って感じもするし、幻とかそういう意味合い、雰囲気作りとかでも使います。



あと、海の中とか宇宙とかの浮遊感を出したい時は、
ディレイとワウを使ってアルペジオを弾いたりします。
これ音録んなきゃ分かんないかなあ。
トレモロを使っても浮遊感は出ますね。


風を切って走る疾走感を出したい時は、5弦、3弦のオクターブでメロを弾きます。
リズム隊とパワーコードでバックを作って、弾いてみたら、これはなんとなく分かると思いますよ。


ワーミーを使って、オクターブ上げたり、下げたりして、それをフレーズとして使うって
言っても分かりづらいですよね。
LokaのMake it Throughっていう曲のラストで、Yagiさんがソロフレーズを弾いてるんですけど、
それが手に入りやすい音源だと参考になるかな。
興味ある人は買って聴いてみてください。



Make it Through - Single - LOKA



ワーミーの使い方として、SUGIZOさんみたいに、スクリームとして使う方法もあります。
僕はマルチエフェクターを使って、偽ワーミーと偽ワウ作って、同じペダルで同時に操作できるようにして、
そして、スクリームさせてました。


後はなんでしょう。
ボリュームペダルはバイオリン奏法で使います。



歪ませて単音でやれば、バイオリンとかチェロのような音になります。
僕はディレイをかましてやってます。
1、2、3弦(プレーン弦)で弾けばバイオリンっぽいし、4、5、6弦(巻き弦)で弾くとチェロっぽくなります。

クリーンにして、ディレイをかけて、コードをじゃーんと弾いた後にボリュームを0から100に上げると
ストリングスのような音になるので、試してみてください。


あと、僕はやらないですが、ライトハンドタッピングもニュアンスの付け方として使えます。
ライトハンドタッピングにディレイなんていうのもありますね。


それに、SUGIZOさんがSTORMでやったワウの使い方は、嵐を本当よく表現してますよね。
STORMのソロも嵐で飛ばされた感じがすごく出てるし。
SUGIZOさんとINORANさんはギターで出せる音で、自然を上手く表現してることが多いので、
結構参考にしてます。



じゃあまた!
Sin