最近自分が、1枚絵の絵画よりも、茶碗だったりの立体物に興味があることに気付いた。
1枚絵でも、前後の動きが感じられるもの、物語が感じられるものが好きみたい。

漫画、映画、アニメだって立派な三次元だ。
二次元の絵と時間軸の一次元が加わって三次元になる。

その昔、例えば、「このリンゴを紙に描いて」みたいな課題が与えられたけど、
幼い頃の僕は、「立体物であるリンゴはどうやったって紙に、二次元に表現することはできないじゃないか」と感じた。
言葉として、正しい概念として二次元、三次元というのは理解してなかったけど、これと同じことを感じたのは確か。


今の三次元好きは、その頃感じたものの影響かもしれない。

立体物を二次元に落とし込む技術、方法はあるんだけど、幼い頃の僕はそんなこと知らなくて、
ただただ下手くそな絵を描いてごまかしていた。

でも、木の板を見つけて来て、そこに動物のサイを彫ったんだけど、それはなかなかの出来だった。
立体物を立体で表すというのは自分なりに納得ができて、興味があった。

もしかしたら、リンゴの絵があって、それを模写するのだったら上手くできたのかもしれない、と今となっては思う。
漫画の模写だったらまだ上手く描けたもんだったから。
いきなり立体物を与えられて、それを二次元で描くというのは自分には無理だった。

美術館めぐりをしてて、最近はそんなことを思い出した。

 
じゃあまた!