漫画『へうげもの』の主人公 古田織部
この古田織部が千利休等から侘びの精神を学んだりしながら、物語が進んでいく。

実際に古田織部の集めた茶器、作らせた茶器等を今回の『特別展「茶の湯」』で見たんだけど、
やっぱりセンスが良いって感じた。
古田織部ってすげー!って。


現代にも通じる普遍的センスなのか、戦国時代に千利休や古田織部が築いた価値観が未だに僕の価値観にも影響しているのか。

『へうげもの』で出てくる茶器等が実際に見れる。
信長の野望で出てきた茶器等が実際に見れる。
これだけで興奮してしまう自分を隠せない。

 
別にへうげものを知らなかったり、信長の野望をやってなくても、芸術品として十分に楽しめる。
そこには美しい茶器があるから大丈夫。
それを見るだけで楽しくなれる。

美しい油滴天目茶碗もあれば、
有名武将が持ってたってだけで、これってただの失敗作じゃないの?っていうものまで

その中でも古田織部が作らせたものの中に、ぎりぎり失敗作じゃない美しいものがあったりするから
「古田織部ってやっぱりすげえんだな」って思った。
そのバランス感覚というか。

歌で言えばヘタウマ。
リズムもピッチも正確じゃなくて、揺らいでる、ずれているんだけど、でも聴いてて気持ちいい。
そんな歌と同じじゃないか。
その変な癖が気持ちいい。
そう思わせる名品が展示されてる。

曜変天目茶碗の展示は終わってしまったけど、まだまだ素晴らしい、美しい、侘び寂びの茶器が展示されてるので、よかったら見に行ってください。

『特別展「茶の湯」』

まだへうげもの読んでない人はこの機会にどうぞ!



じゃあまた!