未婚率の上昇とか、離婚率の上昇が言われてますけど、これで一番困るのが恋人のいない独身男性じゃないかと思うんですよね。

独身男性が高齢になって退職する。
すると、急に関わる人が減る。
家族もいない。友達もいない。(かつての仕事仲間はいるけど、友達じゃない)
困ってる時に男のプライドで「助けて」って言えない。

で、本当に困った時に1人で野垂れ死ぬ。
または、それが怖いからせっせと預金残高を積み上げていく。

こんな感じになりますよね、きっと。
特に都市部では顕著にそうなると思います。

女性と違って男性って、明確な用もないのに「お茶しよう」とか言わないですからね。
コミュ障が多いと思いますよ。
雑談能力が高い、聴き手、喋り手として上手な人が多いように思います、女性の方が。
これってコミュニケーションを取る上ですごく重要で、そういうことができる人の方が、困った時に助けてもらいやすいと思うんですよ。

でも男性ってそういうのが苦手な人が多い気がする。女性と比べると。
多分、仕事の話だったらできるんですよ。でも高齢になって退職して、仕事の話は過去の自慢話しかなくなると、もう誰も聞きたくないんですよ。
よっぽど話が面白い人じゃない限り。
話が面白い人って「助けて」って言える人がほとんどですよね。

そうじゃなくて、恋人もいなくて、独身で、「助けて」って言えない人。
仕事では優秀だったけど、そういう人が仕事という社会から外に出た瞬間に孤独になる。

将来は、そういう人達のためのコミュニティ作りがすごく需要が出てくると思います。
宗教ってそういう側面もありますよね。
ただ神様を信じて、その教義の道徳、倫理観に沿って生きるだけじゃなくて、コミュニティが作られて、その中で助け合える。
ただの他人を助ける人は少ないけど、同じ神様を信じる仲間なら助ける。
同じ神様を信じる仲間から助ける。
人ってそういうもんですよね。

それって別に宗教じゃなくても、例えば「エヴァンゲリオン好き」でもいいと思うんですよ。
地域別に集まって、定期的にエヴァについて語る飲み会とか、上映会とかしていれば、誰かが困った時に助けるという機能が働く。
エヴァじゃなくてサッカー好き、野球好きでもいいし。EXILE好きでもいいんです。

まだ、ネットをバリバリ使う世代が高齢になってないから、事例がなかなかないけど、
(高齢の)誰々さんが困ってるからクラウドファンディングしまーす!
っていう人が出てきたりするんじゃないかと。

今って、そういうサブカルとかスポーツを軸としたちょっとしたコミュニティはあるけど、その関係が高齢になっても続くのか、助け合えるコミュニティかって言うと、そうではない。

今後は、そういう今、種となりそうなちょっとしたコミュニティを、助け合えるコミュニティにするっていう仕事が重要になってくると思ってます。

あと、別の解決法はそういう男性に恋人を作ってもらうことですけど、そういうアプローチも必要ですよね。



じゃあまた!