先日、LUNA SEAのライブを観に行った。
さいたまスーパーアリーナで行われたThe Holy Night 2017。

このライブは、メンバー全員の出す音の電源を水素燃料電池車から取ったという。

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ツーデイズのライブで、初日、私はアリーナのやや前方、少し下手側の席だった。
SLAVEセンターシート。いわゆる奴隷席。

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私は何度もLUNA SEAのライブには行っているし、他のアーティストのライブも、会場の大小を問わず多く行っている方だと思う。
ステージに立つ身としては、ちょっと行き過ぎなんじゃないの?って自分でも思うぐらいにLUNA SEAのライブには行っている。いや、まじでね。

ライブが始まり、1曲目の音を聴いた時に、以前と明らかに音質が違うことに気が付く。
「なにこれ、めっちゃ音が良い!INORANさんのギターもJさんのベースもクリアに聴こえる!」
音が良い。それだけで私はわくわくしてしまった。

ライブで聴く音というのは、普通であればスタジオ音源と比べると少し篭っていてぼやけていたりする。大きな会場であればあるほど、その度合は強くなる印象だ。特にベースの音が篭ったりする。
そして、LUNA SEAのようなツインギターのバンドはどちらかのギターの音がほとんど聞こえないことが多い。

しかし、今回のLUNA SEAのライブは、メンバー全員の音がクリアに聴こえるし、ギターの音もスタジオ音源のように左右のギターの聴き分けができる。
ベースの音も篭もらずにクリアだった。

大きな会場では、ボーカルとドラムの音だけがよく聴こえ、ギター、ベースはあまり聴こえず、ギターソロ、ベースソロの時だけ、何を弾いているかはっきり分かることが多い。
ましてや、ギター2本の音がディストーションだと、ボーカルを活かしてギターの音があまり聴こえないとか、ギター1本とボーカルは聴こえるけど、もう1本のギターがなんとなく鳴ってる感じ、という場合が多い。
要するにスタジオ音源のようにボーカルとギター2本が共存するというのは、ライブでは難しい。

その難しい音作りを今回のLUNA SEAのライブでは実現させていた。
全てが水素燃料電池車のおかげかどうかは分からないが、大きな要因だと思う。
ライブの音ってこんなもんだよね、っていうレベルを大きく越えてきたLUNA SEA。
スタジオ音源の良さとライブの良さを兼ね備えた音質だった。

メンバー本人も「音がみずみずしい」と表現していたが、まさにそう。
倍音成分が綺麗でみずみずしい。

「別に環境とかあんまり興味ないし」っていう人も、とにかく音が良いっていう理由だけで水素燃料電池車を使ってほしい。

そして、こんなツイートを見かけた。

トヨタとホンダで音が違うのか。これは勉強になる。
確かにギター2人の電源が違うと、音が違って聴き分けもしやすくなるのは頷ける。

これってオーディオマニアがマイ電柱を建てるのに近いな。

じゃあまた!