ウルトラマンのいない時代に生まれて

ウルトラマン不足の80年代鳥取にいながらケンシロウ似の従兄弟のおかげで、僕は充実したウルトラマンライフを送ることができた。それは僕の弟も同じだった。

ある日、ウルトラマンのクイズに答えると景品がもらえる、というイベントが鳥取で開催された。弟を連れて僕は参加する。

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元気の良い明るい声のお姉さんが司会だ。集まった子供達は僕らの他に10人くらいだろうか。さすがはウルトラマン不足の鳥取である。
お姉さんの明るい声でクイズが出される。初めはものすごく簡単な問題だ。ほとんどの子供の手が挙がる。2問目も簡単に思えたが、手が挙がる子供は半分以下に。元気よく手を挙げた弟が司会のお姉さんに当てられた。もちろん正解する弟。
そして3問目以降が悲惨であった。3問目に対し、手を挙げたのは弟と僕だけだった。控えめに手を挙げた僕が当てられる。そして、4問目以降は弟と僕以外の手がまったく挙がらず、弟と僕で交互に解答していく。一組の兄弟ばかりが景品をゲットしていくので、司会のお姉さんも困っただろう。

僕世代で鳥取に限定すると、当時の僕のウルトラマン偏差値は異常に高かったのかも知れない。もう今は忘れてしまった知識も多いが。
シン・ウルトラマンは子供の頃の原体験と多少の知識があったおかげでワクワクして観れた。2022年になって改めて従兄弟に感謝した。

じゃあ、また!



私、INSPRDIA(インスプラディア)というバンドをやってまして、今年の夏に初ライブすることになりました。
詳細発表まで、もう少しお待ち下さい。
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