奈良の薬師寺に行って来ました。


そこで初めて知ったんですが、薬師寺は檀家を持ってなくて、葬儀をせずに運営しているそうなんです。

どうやって食べているのかというと、拝観料やお土産やお写経納経供養料等らしい。
お寺っていうと、拝観料はもちろんですけど、葬儀をして、戒名だとか、そういうお金でやりくりしているところが多いと思うんですけど、薬師寺はそうではない。

お釈迦様は「坊主は葬儀に関わるな」と言ったそうで(僕が実際に聞いたわけでもないけどね)、それに忠実なのか、薬師寺は葬儀に関わっていない。
他のお寺もやってるし、それでお金も頂戴できるからやるという、そんなことはやらないのだ。
そういう信念を貫いてる様を見ると、ロックな生き方してるなって思う。


話は変わってお笑い芸人のキングコング 西野亮廣さん。
こちらもロックな生き方をしている。

「突き抜けるために、テレビを辞めた」キンコン西野が選んだ“芸人”の道

「もうテレビ辞めよう」って言って。~中略~
要は、ゲストで出てる番組を全部辞めるって言って。ひな壇とかグルメ番組とかクイズ番組とか全部辞めようって言った。全部辞めて、空いた時間を使ってなにか別のことをしまくらないと、「このまま行っても、もう俺はビートたけしに勝てないな」と思ったの。俺は勝ちたいんですよ。~中略~

勝つ気満々ですよ。俺はウォルト・ディズニーにも勝ちたいんですよ。あいつ、超ヤバいんです。~中略~ 

ウォルト・ディズニーに勝ちたいなと思ったときに、このままじゃ無理だと思って。~中略~

自分が何者でもないときって、すっげー変化がないと、バッて突き抜けないじゃないですか。
ヤバイですよね。めっちゃロックです。

みんながひな壇芸人やってるし、お金も貰えるし、ってそんな理由ではやらない。
Facebookを見ても、お笑いライブだけやって食える芸人っているの?と疑問を投げ掛け、
テレビ依存のそれに危機感を抱いている。
Facebookの記事はこちら
そして他のエンタメと競って勝たなければいけないと。
AKB、EXILEのライブ、カラオケやディズニーランド、それらに勝って、お笑いライブに来てもらえる。

それは音楽やってる僕も同じことを考えてますよ。
「音楽好きいっぱいいるでしょ?かっこいい音楽をやってたら勝手にライブに来るでしょ」
そんなんじゃダメだよね。
ディズニーランドに勝たないとダメ。友達と行く楽しい飲み会やカラオケに勝たないと。
それだけのクオリティのものを提供しないとね。


話はそれましたが、薬師寺も西野さんも周りからはみ出して、何か貫いてるものがあるっていうロックな生き方をしてますね。

檀家のいない薬師寺のお坊さんは、来た方にもう一度来てもらったり、お土産、お守りを買ってもらうために、お話がめちゃくちゃ面白くなったそうなんですよ。
実際に芸人レベルの面白さでした。
その話を聞くと薬師寺を好きになって、「じゃあ、お土産買おうか」とか「近くに来たらまた来よう」って思わせるんです。

「薬師寺のお坊さんが面白いのは昔から!」続々と修学旅行の思い出が語られるなか、その起源も明らかに…

お坊さんなのに、結構くだけた話もしたりね。
そういう型にはまってないのもロックですよね。


俺もロック坊主とロック芸人に勝たないと!


じゃあまた!
Sin